その昔、ライオンヘアで人気のあった小泉元首相が行なった改革のひとつに、士業の報酬基準の撤廃 というものがありました。この基準は元来「 社会的な利益のある士業の報酬には、ぼったくりもダンピングも許さない 」という趣旨のもとで始まったようですが、当方が開業したときには既になくなっておりました。

ただそうは言っても、実際に流動化したのは作業項目ごとの単価であり、
計算式自体には今も昔も変わりはありません。当事務所もそれに基づいてお見積もりを作成しており、大雑把ではありますが、分かりにくいとされる測量費用への評価の枠組み 持っていただければと思い、ここでお話させていただくことにいたしました。

今回は特に、費用の振れ幅の大きい分筆の登記についてのご説明をいたします。なお前述のとおり、報酬の基準が撤廃された現在、お話の内容は当方の私論に留まるものであり、基本的には ご参考程度 ということでご理解いただければと思います。

調査士の費用

 

 

 

基本想定

当事務所では、分かりにくいとされる測量費用の加わる分筆登記の基本的な想定を、200㎡くらいの土地を 2つに分割することとしています。

形状としてはそれほど曲がりのない四角に近いかたちで、かつ接している道路などの役場の管理する土地の幅はすでに決まっている。また更地ではないけれども、土地の見通しはそれほど悪いというわけでもない。こんな感じです。
( 報酬額 境界確定測量 250,000円 + 土地分筆登記 50,000円 )※登記印紙等の実費および税は別途


加算になるポイント 

1、面積が大きい 

ご想像のとおりです。大きければ大きいほど加算になります。ただ、面積が倍になるから費用も倍というわけではなく、この場合でも増えるのは2割前後です。

2、境界点が多い 

簡単にいえばその土地にどれだけの カド があるかということです。四角形よりも五角形、五角形よりも六角形のほうが測量するポイントが多くなるということです。境界点ごとの測量のしやすさやしにくさで、加減率を適用することになります。
( 状況にもよりますが、1点増えるごとに大体10,000円前後 )

なお接している道路が大きく曲がっていたりすると、境界点は多くなる傾向にあります。ただ短い間隔でたくさんある場合はお仕事自体は簡単なので、減額の率は上がります。

3、接している官地(道路、水路)の幅が決まっていない

接している道路等の幅が決まっていない場合は、通常の業務では対象外の、道を挟んだ反対側の土地の所有者様にもご臨席いただいて、役場立ち会いのもとでその幅を決める 査定 というものを行ないます。その分は余計に費用も日数もかかるということになります。
( 大体50,000円~ )

4、新たに入れる杭が多い

 あるべきところに杭がない。または分筆のために入れなければならない境界点が多いなど。
( 1点増えるごとに12,000円前後 )

5、基準点の要否 

役場の管理している基準点が近くにある場合には、測量図はそれを使用して作成しなければならないという決まりがあり、その分工程が増えることになります。ただし基準点を管理していない地域の場合は、その作業を無理には求めないということになっています。
( 加算額は基準点の配点状況による )

基準点 ― よく道路の交差点などに打ち込んである金属で出来た標識のこと。大抵は何かしらの字が書いてある。まんなかにある十字には地球上の位置が設定されていて、そこを出発点として測量をすれば、結果的に目的の土地の地球上の位置を決定させることができる。何かあったときの復元性の高さなどのために、利用を求められている。

基準点




 

 

 

その他、測る土地に隣りあう土地の数、何回器械を移動させれば全体の測量ができるか、近隣関係に不和はないか、などで費用の単価に加減率を乗じていくことになります。

事務所内で行なう書類の作成
については、原則3筆前後ということであればほとんど大きな差異は生じないと考えていただいて結構です。

 

当事務所から

いかがでしたでしょうか。おおよそなりともご了解いただけたということなら 幸いです。

もっとも、かような説明をしながらも当事務所はいつも、単純な積算よりは 積極的なサービス に重きを置いております。登記する成果への資格者責任もあり、あまりに理不尽な報酬ではお引き受けできませんが、個人事務所のおかげもあって固定費はそれほどかからないため、比較優位の適正価格は 維持できているのではないかと思っております。

今更言うまでもないことですが、登記は 余計な費用ではありません。もちろん価格は大切な尺度
ではありますが、登記するということは大切な不動産の内容に何らかの変更を加えるデリケートな作業なのであって、安かろう悪かろうでは意味がありません。当事務所は適正価格は当然のこととして、より迅速な処理をより的確に行なうことこそがご依頼者様のもっとも大きな利益になる考えて日々活動しております。よろしければ一度、お声掛けいただければと思います。

 

分筆 測量

 



 

 

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